私立大学の過去問演習について

受験生の皆さん、先日は共通テストお疲れ様でした。今回は私立大学の過去問演習についてお話します。

まず、国立受験生が忘れてはいけないのは、国立の過去問対策を第一に考えて予定を組まなければならないということです。これを念頭に置かないと国立も私立も中途半端なまま終わってしまいます。その上で私立大学の過去問をどれくらいやるかということですが、最低でも安全校は2年・実力相応校は3年・挑戦校は5年くらいを目安に行ってください。

模試でA判定だから安全校は過去問対策しないということは本当にやめてください。受験者数も多いので安全校でも過去問対策を怠ったために落ちるなんていうのはよくある話です。逆に、ずっとE判定で受かる見込みもないし受かったらラッキーくらいの軽い気持ちで挑戦校の過去問対策を怠る人もたまにいます。そのくらいの気持ちなら受けない方が良いと思います。逆に過去問対策を入念にしたために、挑戦校でも受かったということもよくあります。

次に、過去問対策をする上で一番覚えておかなければならないのは、時間配分と問題形式です。本番で分からない問題が出てくるとどうしても焦りが出ます。そんな時に自分が今の問題にどれくらい時間がかけられるか分かっているというのは大きな差になります。大問の数は例年同じ大学が多いので大問1つにつきどれくらい時間を使えそうのか決めておくのも良いと思います。問題形式に関しては各教科について大問はいくつか、よく出る出題分野はなにか、記述式なのか選択式のみなのかといったことには注意してください。これらが分かっているだけでも本番でのメンタル面の落ち着きは全然違います。

最後に、国立前期が終わるまで約1ヶ月です。最後のラストスパート、悔いが残らぬよう頑張ってください！神戸大学生協学生委員一同、受験生の皆さんのことを応援しています！